先輩の声
後期研修を終えて 2017年入局 助教坂本博昭
- 呼吸器内科を選んだ理由は?
- 肺癌の薬物療法に興味があったから。上司がみんないい人だったから。
- 仕事のやりがいを感じるときは?
- 慢性疾患では病気が治らないことも多いです。患者さんの身体だけではなく、精神面・社会面などにも配慮しながらいわゆる「全人的な医療」を行います。患者さんがご自身の現状を理解し、納得して医療を受けていただけるようにお手伝いができるときにやりがいを感じます。
- 職場の環境はいかがですか?
- 上級医には相談しやすいです。呼吸器内科は温厚で優しい人ばかりですので働きやすいです。
- 今後の目標を教えてください。
- 現在中堅の立場になりました。今後はリーダーとして後進の指導にあたる医師になりたいです。
- 入局希望者に向けてメッセージをお願いします。
- 呼吸器内科では、胸部腫瘍、呼吸器感染症、間質性肺炎、閉塞性肺疾患(気管支喘息・COPDなど)など、専門分野が多岐に渡り、一人で全範囲を専門とするのは難しいかもしれません。ひとりひとりが各分野のエキスパートとして活躍するチャンスが呼吸器内科にはあります。
海外留学を経験して 2018年入局 客員研究員田辺千織
アメリカのNational Institutes of Health/National Cancer Institute (NIH/NCI)に留学し、肺癌に関連した基礎研究を行なっています。大学院生時代に学んだことや、実臨床での経験を活かし、トランスレーショナルリサーチに関わっていきたいと思っています。
弘前大学呼吸器内科では、国内外に関わらず、留学の機会があり、自分がやりたいと思うことを実践できる環境があります。今はまだはっきりとやりたいことが決まっていなくても、幅広い選択肢から医師としての方向性や専門分野を選べるのもいいところです。皆さんと共に働ける日が来ることを心よりお待ちしています。
弘前大学呼吸器内科では、国内外に関わらず、留学の機会があり、自分がやりたいと思うことを実践できる環境があります。今はまだはっきりとやりたいことが決まっていなくても、幅広い選択肢から医師としての方向性や専門分野を選べるのもいいところです。皆さんと共に働ける日が来ることを心よりお待ちしています。
国内留学を終えて 2019年入局 助教秋田貴博
私は2019年に呼吸器内科に入局し、入局3年目にがん研究会有明病院へ肺癌診療を学びに国内留学をしました。呼吸器内科医の駆け出しの時に肺癌に興味を持ちハイボリュームセンターで集中的に肺癌を学べたことで癌診療の基礎が根付き、また肺癌を専門で診療されている先生方と面識を持つことができました。がん研は大変でしたがその経験のおかげもあり青森県に戻ってきてからは自分の肺癌診療に自信を持ちながら最適な治療方針を患者さんと決めることができています。
もちろん色んな疾患を経験しながら研鑽を積むのが向いている方もいると思いますし、私のように分野を絞って数年で10年分ほどの症例をまとめて経験する方が向いている方もいるかと思います。私の場合は肺癌に全振りしていた期間、肺癌以外の疾患については勉強不足のところも正直あるのでそこのところは青森県に帰ってきてから勉強していますが、それでもお釣りがくるほどの経験をがん研でさせてもらえました。
呼吸器内科医としてどのようなキャリアデザインがいいかは人それぞれですが、当科は希望を聞いてもらいそれに応じた選択肢を与えてくれるので周りと相談し合いながら自分にあった呼吸器内科医としての進路を考えて働けるのが魅力的であると思います。
もちろん色んな疾患を経験しながら研鑽を積むのが向いている方もいると思いますし、私のように分野を絞って数年で10年分ほどの症例をまとめて経験する方が向いている方もいるかと思います。私の場合は肺癌に全振りしていた期間、肺癌以外の疾患については勉強不足のところも正直あるのでそこのところは青森県に帰ってきてから勉強していますが、それでもお釣りがくるほどの経験をがん研でさせてもらえました。
呼吸器内科医としてどのようなキャリアデザインがいいかは人それぞれですが、当科は希望を聞いてもらいそれに応じた選択肢を与えてくれるので周りと相談し合いながら自分にあった呼吸器内科医としての進路を考えて働けるのが魅力的であると思います。
基礎研究の大学院生から 2022年入局 病院助手三浦桐子
呼吸器内科では、悪性腫瘍や感染症、気管支喘息、COPD、びまん性肺疾患など多岐にわたる領域において診療を行っております。なかでも私は、アレルギーや免疫の分野に関心があり、現在は大学院生としてゲノム生化学講座に所属しながらT細胞に関する基礎研究を行っております。実験は慣れないことばかりではありますが、講座の先生方に丁寧にご指導いただきながら研究を進めております。基礎研究での学びを、今後臨床の現場で活かしていきたいと考えております。
今年度新入局員から 2024年入局 病院助手嶋中拓弥
呼吸器内科の魅力は、幅広い疾患に対応しながら、患者さんとの深い関わりを持てる点にあります。肺炎や喘息などの急性疾患から、悪性腫瘍や間質性肺炎といった慢性・重症疾患まで多岐に渡り、診断力と治療の柔軟性が求められます。また、呼吸という生命維持に直結する領域を扱うため、患者さんの生活の質を直接改善できる達成感もあります。他科との連携や最新の医療技術を活用する機会が多いのも特徴です。若輩者ですが少しでも患者さんの最適な医療を届けられるよう、引き続き日々精進したいと思います。